マタニティブルーにならない、たった一つの心がけとは?

マタニティブルーとは??

待ちに待った赤ちゃんが産まれてとても嬉しいはずなのに、突然、悲しい気持ちになったり、訳もなく涙が出たり、不安で眠れなくなったり、やる気が起こらなかったり・・・。
産後間もなくして情緒不安定になることを「マタニティブルー」と呼よびます。

個人差で程度の違いはあるものの、日本人は2人に1人の確率でマタニティブルーになるというデータもあるそうです。

マタニティブルーの症状とは?

出産後の女性が陥るマタニティーブルー。マタニティーブルー自体は産後の急激なホルモンバランスの変化が原因と考えられています。

●涙もろくなる
●気分が落ち込む
●イライラする

などの症状があります。

このような状態は病気ではなく、母体が回復してくれば治まってきます。ほとんどの方は10日~2週間もすれば自然に治るもので大体1か月ほどで回復すると言われていますので、心配することはありません。

しかし、1か月以上経ってもマタニティブルーの症状が良くならない場合は、産後うつや育児ノイローゼの可能性があります。
その症状に早めに気づくこと、調子が悪いときには一人で抱え込まずに誰かに助けを求めることが大事です。
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どうしてマタニティブルーになるのでしょうか?

出産による疲れをはじめ、慣れない育児による疲れや睡眠不足、また育児に対するプレッシャーや孤独感などがマタニティブルーとなる要因と言われます。

しかし、原因はそれだけではなく、産後に急激にホルモンが低下することが、マタニティブルーの原因として大きくかかわっています。
妊娠中は、女性ホルモンをはじめとする様々な種類のホルモンが胎盤で作られています。
しかし、出産時に胎盤がはがれ、体外に排出される事で、ホルモンは急激に減少します。
このような急激なホルモンの変化に体が対応できず、一時的に情緒不安定となって、マタニティブルーを引き起こすと考えられています。

マタニティブルーにならない方法とは?

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■できないと思ったら諦める事も必要・頑張りすぎないことです

2時間おきの授乳や、おむつ替え、泣き続ける子どもをあやす、寝かしつける。ママは子どもが小さいうちは、まとまった睡眠がとれません。
そして育児は自分の思い通りにいかないことの方がほとんどなのです。
ですので、なんでこんなに思い通りにいかないんだろう…と悩むことは全くありません。

今日はなんか無理だな~と思ったら色々諦めて大丈夫。
子どもが小さいうちは多少部屋が汚くても、買い物に行けずご飯が作れなくても仕方がありません。
気にしなくて大丈夫なんです。

何でも完璧にこなすママも、育児書通りに成長する赤ちゃんもいません。

10か月もの間赤ちゃんをお腹の中で育み、出産という大仕事を終えたママの体はとても疲れ切っています。
そんな状態で自分の時間も無く、赤ちゃんのお世話をしているということだけで素晴らしいことなので、安心して誰かに助けを求めてください。

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ほうっておくと危険なのが「産後うつ病」

産後うつ病は、出産後2~3週間から3カ月くらいの間に発症し、発症してしまうと、治療が必要な心の病気です。
マタニティブルーは病気ではないので、しばらくすれば自然に治ります。
しかし、稀に産後うつ病に移行することもあります。

うつ病の治療には、充分な休養にプラスして、専門家によるカウンセリングや薬物投与などになります。
軽いものであれば、カウンセリングを受けながら、赤ちゃんにおっぱいをあげる行為をしているうちに自然と治る事があります。
母乳を作るホルモンには、母体をリラックスさせ、熟睡させる作用があるからと言われています。

しかし中等度から重症の産後うつ病になりますと、投薬も必要になります。
産後うつ病は、長引く傾向があると言われ、母親がストレスを溜め込んで、憂鬱そうにしていると、赤ちゃんにストレスを感じさせたり、子供の発育に悪影響を与えます。また、最悪の場合、幼児虐待という悲しい事態を招く可能性も秘めています。

大切な赤ちゃんに悲しい思いをさせないためにも、「もしかして、うつかな?」と感じたら、病院で検査を受け、発症していた場合には、治療を開始しましょう。

ただ知っていてほしいのは、【産後うつ病はお母さんの責任ではない】ということです。

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